こんにちは!
Guuです。
今回の3連休は7連休であった年末年始より書くことが多いかもしれません。
仕事に合間に書いていますが、途中ざっくり端折るかもしれませんが3連休の記事はじまりはじまり~♪
土曜日ですが、実は急きょ面白いイベントがあったので参加してみました。
まずはその時点で俺が持っていた予備知識の説明です。
サケやマス類は寒流系の魚なので、基本的に日本では北海道や東北と言った北国に分布しています。
母川回帰の傾向が著しく強いため、基本的には生まれ育った川に遡上するという性質があります。
10年以上前に調べた時のサケの南限は千葉県の栗山川となっていましたが、最近では栗山川の記載が無く利根川となっているものを目にしていました。
あれ?と思ったのを覚えています。
その栗山川でサケの里親事業と言うものがあり、今まで公的機関が主体になり近隣の小学校などで仔魚をわたし、3月の放流時期まで一般の家庭で育ててもらうというものでした。
それが公的機関が様々な理由により事業を継続できなくなり、それに携わっていたNPO(?)の方々が、なんとか事業を継続したい。
その為には広く認知してもらい、知恵を出し合えたらという趣旨で、今までの里親対象地域での一般募集をしました。
以前、那珂川にSと遊びに行った時に大量のサケの遡上を目のあたりにしました。
その時次女はまだお腹中。
末っ子だった長女が産み落とされたイクラにすごく関心を持っていたのを覚えていたので、「サケ買いたいか?」と尋ねると二つ返事だったので、参加して見ることにしました。
当日は、長女と二人で片道1時間半かけて現地に行きました。
途中、昼飯にすでに今年2杯目のラーメン。
まーまーでした。
が長女は「まずい・・・」と。
彼女の注文したもののスープを味見しましたが、苦い・・・・
これはダメかな。(^^;
現場は川の蕎麦のペンションのホールです。
15分前ですが、どうやら一番に到着したようです。
ボランティア団体の方々が気持ちよく迎えてくれました。
そしてサケの仔魚が居る水槽へ案内していただきました。
うぉぉぉぉ~~!!
なんか桜エビみたい(^^;
旨そうです。
サメやグッピーなどの卵胎生以外の魚類は全て同じですが、卵を割って出てくるのではなく卵が変化して、卵から頭や尾っぽが出てくるようなビジュアルになります。
そしてお腹いっぱいのメタボのような感じ。
それが栄養源で、それを消費するまでエサは必要としないのですが、その比率故まともに泳げません。
水底に沈んでいるだけといういでたちです。
時々思い出したように泳いでいるフリをしますが、泳ぐという表現が適切かどうかは悩むところです。
一家庭分で既に分けられています。
12匹居るらしいです。
このイベントは、栗山川のサケの生い立ちや現状についての講習1時間と、飼育の仕方30分とディスカッションで構成されています。
栗山川のサケは太古から記録はあるが、現状は自然回帰ではなく全て、人工ふ化→放流→遡上採捕ということでした。
また元の種卵は、他河川のものなので、遺伝子的には元の栗山川のサケとは繋がりがありません。
日本のトキが絶滅したので、朝鮮半島から持ってきたトキを保護しているのと状況は似ています。
元の目的が商業化のための研究なので、その需要が失せてしまえば事業の中断はやむなしと言ったところなんだと思います。
商業的に需要が発生しないのは、食味の悪さと回帰率の低さ、河川構造による自然回帰に期待できない点安堵があげられます。
話を聞いていると、たしかに八方ふさがりで、事業の中断は合理的に止む無しと思います。
主体団体は、国→県→町と移り変わってきましたが、町が旨く活用できなければ、お荷物でしかないという状況です。
しかし過去実績で必要な予算は200万/年以下と言うので、決して高価なものではないので投資するハードルは低いはずです。
おそらく一番の理由は、目的が不明瞭な事だと思います。
この手の公的研究は目的外利用を禁じているので、回帰したサケの利用は出来ず、腐って悪臭を放っているそうです。
つまり簡単に売ったり食べたりできないというのが、身動きが取れない一番の理由となっています。
それができないから、目的が研究となり、目的が研究なので商業利用ができないという堂々巡りパターンのようです(^^;
デスカッションでは、まずは目的を見直すことを提案しましたが、うまく伝わったかどうかは自信ありません。
今は、目的が里親制度維持そのものになってその先がありません。
里親制度は目的ではなく、手段に落とさないと難しいと思いました。
俺は外来魚は原則NGと考えています。
このサケは現状、太古から栗山川に居る在来種ではないし、人の手をかりずに自然回帰も出来るわけではないので、生物多様性の面からみればやるべきでないかもしれません。
とは言っても、心情的にはにはサケの上る川が日本に一本でもあった方が、気持ちいいです。
と、言うわけで気持ち悪さの一つである自然回帰出来ない状態を解消することを究極の目的にするしかないのかな?と思ってます。
サケは遡上が始まると身の食味が落ちるので、河口付近に居るときに漁をする必要があります。
すなわち沿岸と内水面という漁業権のあやふやなところで漁をする必要があります。
その辺の整理も必要でしょう。
もっとも漁師の確保も必要だし、その投資に見合うだけの漁獲量も必要です。
ニワトリが先か卵が先かという現状があっちこっちにできています。
俺に何かできることがあれば協力していこうと思います。
取り合えず主催者側の要望でこのサケを「栗鮭」と呼んでほしいとのことなので、このブログでも今後そのように呼称したいと思います。
とりあえず宣誓書を書いて仔魚を預かり受けました。
宣誓書は3/10までに栗山川に放流しますと言った内容です。
他の河川に放流したら、違法ですし、3/10近辺で放流しないと成長上喜ばしくないデータがあるそうです。
この時テーブルの前に座っていた子連れのお母さんと少し話したのですが、長女が帰りの車で凄い美人だった!と連発していました。
しまった!
確かに言われてみれば、菅野美穂似で美人だったような気がする。
自宅が近いですねという話になったので、もっと話を広げておくんだった(^^;
駐車場の梅の木が開花していました。
やはり海側は暖かいのでしょう。
念のためにクーラーボックスと保冷剤を持って行ってたのですが、無事一匹も脱落することなく家まで生きていました。
12匹と個体数も少ないので、水替えの利便性も考えて一番小さい水槽で飼うことにしました。
置き場所は我が家の中で一番寒くなる土間です。
しばらく頂いたカップ事水に浮かべて水槽の水温と馴染ませます。
魚は急に水温が変化するとショック症状を起こすことがあるので、こういう処置は絶対だと思っていますが、頂いたテキストには書いていませんでした。
メタボなので寝そべっています。
浮袋の器官もまだちゃんとできていないのでしょう。遊泳力は皆無に等しいです。
ちゃんと12匹いるか数えちゃった。
超アップです(^^
帰り道に図書館に娘がネットから頼んでいた本が届いていたので取りに寄りました。
その時、新刊出入荷していたこの本を借りました。
地方野菜っておもしろいのが多いよねぇ~
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コメント
コメント一覧 (5)
短期チャレンジですね!・・・楽しみ!
うぉぉぉぉ~~!!
なんか桜エビみたい(^^;
ですが、アップはちょっと・・・生きてるか?って思っちゃいますが、目は死んでない(笑)
いいリアクション(笑)・・・すべての思惑?は置いといても夢がありますね。無事に成長をとげ、放流出来るといいですね・・・・人間に例えるなら”一人も欠けることなく”
余談ですが、今年は鰻の稚魚が少ないのでしょうか?ニュースになったと聞きましたが・・・年末!寒い!(いつもは客は少ない)にもかかわらず、ニュース?のおかげか29日に鰻屋に客沢山来たみたいです(笑)
死ぬと白濁するみたいなので、色が鮮やかなうちは転がっているだけでも生きているらしいです(^^;
ウナギですが、ウナギの仔魚はレプトセファルスと言って葉っぱの様な形をしているプランクトンみたいなやつですが、それがマリアナ海溝から黒潮に流されながら日本近海に来てシラスウナギへと変態します。
それを業者が河口で待ち構えて捕獲し、養殖業者に売って、養殖業者はその年の土用丑の日までに200g前後まで育てて出荷します。
上記の様な流れなので今年のように黒潮が大蛇行すると、沿岸に接岸できないので、漁獲もあがりません。
一方、蛇行の結果沿岸まで黒潮が当たるところは沢山シラスウナギが寄っていると考えられます(推測)
そういう意味では千葉は黒潮が接近しているのでチャンスはあるが、他の地域は漁獲が上がらないと思います。
因みに年末のウナギは1年ほど前に採捕されたシラスウナギですので、今年の不漁には関係ありません(^^;
天然ウナギはかば焼きサイズの200g以上になるのに4,5年かかるので、ウナギ釣りの影響は4,5年後ということになります(^^
従兄弟が捕獲をしてくる方達のこととか現在のシステムのことを教えてくれたことがありますが”へ~ほ~”で右から左(笑)・・・乱捕り防止で勝手に売りさばけないんだということだけ理解(笑)
実は兄は鰻屋、弟はシラスウナギかな?H県の総網元(っていう表現でいいのか?)って面白い従兄弟なんですよ~
Guuさんの好きな天然ウナギは4、5年先までは安泰ってことですね!
それとも婿入りとかですかね
将来川漁師になりたい俺が、かなりわくわくする家族構成です(^^
従兄弟の職業ですね!
期待を裏切ってごめんなさいね!