DSC_0396
本日は、昨日のトラクターに続き、芋掘り機を格納してみました。
これで当初計画していた最低限の目的を達成しましたので、これ以降の効果はすべてボーナスのようなものです。

で、午前中のノルマのキクイモ掘りをしていたら、近所の農家さんがやってきました。
なんでも今年はじめてキクイモを植えたらしいのですが、掘り方を教えてほしいと。

掘り方っと言ってもねぇ~、そんな高度なことはしていないの(^^;

とりあえず、株を引っこ抜いたら、出てくる芋を拾う。
多くは株元につくけど、結構遠くまで伸ばしているので、マンノウで軽く土を掻きながら探る。
目に見えたら拾う。を繰り返す。

と、まぁ納得しましたが、俺の芋を見るなり形が違うと。
そして株を抜くと山のように採れると。

そうなんです。

3月頃の記事を読んで貰えれば判りますが、この農家さんは里芋お母さんから種芋を分けてもらっていたのです。

里芋お母さんは、前シーズンキクイモのタネを俺以外からもらってきて、植えたのですが、芋の形が気に食わないから売り物にならないと俺に相談しに来ました。

俺は、大丈夫。売り物になるよ。とこたえたのですが、納得が行かないらしく販売は諦め、俺に好きに掘ってくれと託しました。

実際、俺が掘りに行くと、巨大でいびつな芋が鬼のように出てきました。
たぶん俺のキクイモの5倍はとれます。
平均サイズも倍以上。

だけど団子がいくつもくっついたように歪・・・。

俺は楽にたくさん掘れるので、喜んでいたのですが、袋に入れる奥さんは、芋の間の隙間が多いので泥が取れず、またデカイので袋に入れづらいと、ダメ出しをしていました。

しかしそのような芋になる原因は、畑の肥料が多いとか、途中で摘心しているとかだとばかり思っていたのですが、そこからもらったタネでも同じ状況になったということは、原因はほかにありそうです。

すぐに思いついたのが系統です。

キクイモは芋で増える栄養繁殖・・・つまりクローンになるので同じ種でも系統によって特徴が分化してもおかしくありません。
もっともこのような特徴の文化を便宜上品種というのですが、キクイモは明示的に品種分化というのはされていませんが、系統の差異があってもおかしくありません。

そうなのか?

と、その時は納得してのですが、家に帰って色々調べると驚くべき実験と結果がありました。

東京大学大学院農学生命科学研究科 プレスリリース

大事なのは結果なので結果だけ書くと、キクイモは自他を識別している。そして近くに他があると、競争し管を伸ばして芋を遠くに付けるらしいです。
逆に回りに他がなく、自ばかりだと安心して芋をたくさん付ける方にエネルギーを使い株元に大きな芋を沢山つけるらしいです。

これって現象だけ見ると俺のキクイモと里芋お母さんのキクイモに符合する。

ひょっとしたら系統差ではなく、これが原因じゃないか!

つまり俺のキクイモはもともと色々形があったが、それは複数の系統の芋で構成されている。つまり他人がいっぱい。
常に競争しているので、遠くへ芋を付けるし、それにエネルギーを使うので収量がイマイチ。

里芋お母さんのキクイモは、全部同じ芋からできたクローン。
だから株元にできるし、エネルギーをすべて芋に使うのでデカくて豊産。

これは大変だ!!

これを是正するには、種芋を確保するところから計画的にやらないと。
まだシーズン初めで良かった。

じつは、本日種芋を活けたばかりだけど、この研究をしったら活用しない手はない。
改めて計画を建てた種芋を確保するべきだ。


DSC_0397
こちらは先日播種した麦。
土かけが甘かったのか先日の雨でタネが出てきています。

DSC_0398
これは鳥に食ってくれと言わんばかりなので三角ホーで土をかけていきます。

午前の作業は、これ以外にホウレン草、縮ホウレン草、パクチー、ルッコラ、からし菜、辛味大根、唐辛子、山わさび収穫しました。

かなり頑張りました。


DSC_0400
午後は、第十農園の昨日の作業の続きです。
バナナの防寒をしました。

しかしこれが別の問題を生みました。

この第十農園の地主さんが、カンカンになって電話がかかってきました。

畑に木を植えるな!

ということなのですが、いや、バナナは木だと思っているけど、木じゃないんです(これ本当)
冬になると枯れます。野菜や草と同じです。
日本が寒いからではなく、もともとバナナは2年で枯れるデカくなる草なんです。

ただし芋などと同じで、翌年株元の栄養を使って新株を作ります。

これを掘り起こすので5月にはなくなるんです。

よくわからないまま、なんとか納得してもらいましたが、第二の矢が放たれました。

畑が汚いからなんとかしろ!
親戚にみっともないと言われた!

それはおっしゃるとおりです m(_ _)m
ただ先日言われてから、度々畑に行って、今はかなりきれいになっていると思います。
ただ奥から片付けているので、手前側は作物も植わっていることもあり、まだ手つかずですが。。。今日も収穫&草燃やしに行っていました。
もう少し待ってください。

農業委員会に文句を言われるだろ!

いえいえ、私は農業委員のメンバーです。
この地域の担当ではありませんが、問題のある畑は地主に通知が行く前にメンバーにはリストが送られてきます。
それを見ると今年は我が村には問題のある畑はありませんでしたので、大丈夫です。
ちゃんと農業委員会は畑として見てくれています。

ようやく納得してもらえました ふぅ

それでもかなりの剣幕でまくしたてられたので、俺の気分も悪いです。

親戚にみっともないと言われることを問題とするみたいなので、今後は要注意ですね。
迷惑もかかるので、雑草畑に見えてしまうキクイモは避けたほうが良いと判断しました。

来年は、「素晴らしい畑にしてくれましたね」と言わせてみたいです。
今から防草・除草計画を建てないと。


DSC_0401
ちなみに今一番ダメなところ。
この左側の枯れ草を明日燃やすぞ!

ちなみにこれは善光寺の種芋をとっているところです。


DSC_0402
善光寺の種芋を昨日大野芋を植えた穴の半分にしきます。
ついでに先程書いた無駄になるかもしれないキクイモの種芋も活けます。
また白い紙筒はキャッサバの枝をくるんでいます。

どうやって保管すれば良いのかわからないので、常温、冷蔵庫、土中とパターンを振って試してみます。

DSC_0403
籾殻で埋めます。

DSC_0404
その上に稲わらを敷いて、拾った毛布を敷きます。
本当はこの上にブルーシートで雨除けをしようと思ったのですが、用意したブルーシートのサイズが合わなかったので、後日にします。
それまで雨よ、ふらないで!

DSC_0405
ついでに去年活けておいたところから、取り残しのヤーコンの種根からできたヤーコンを抜いてみます。


DSC_0406
まったく実はついていませんでした。

仕方ないので、こいつらはタネ用にキープします。


ということで、本日はちょっともやもやして終わります。

明日は、作業ウェイトを第十農園へおおきく振りたいと思います。


DSC_0412

おっと!ひとつまた忘れていました!
キャッサバを試食しました。

キャッサバは毒があるらしく、除毒してからでないと食べられないそうです。
甘味種と苦味種があり、苦味酒は面倒らしいのですが、俺のは甘味種なので、毒が多い皮をむき、芋の芯にある白い筋を取り除いて、加熱すればOKらしいです。

というわけで、フライドポテトならぬフライドキャッサバ。

こ、これは・・・・まじうまい!!
フライドポテトの上位互換です.

デンプンが多いので外がカリッとして中がホクホクして甘いです。

かなりうまいです。

さすが主食にする地域があるだけの食い物です。

子供たちも気に入ったのか、先を争って食べています。

ただしジャガイモにはない除毒作業を必要とするので、奥さんの機嫌は悪いです(TT



にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ←応援してくれる方はポチっとお願いします

人気ブログランキング←さらに余裕があればこちらもぽちっと