地主さんからクレームが付き、早々になんとかしないといけない第十農園。

と言っても、先月言われた時に2週間かけて草刈りをし、乾かしたら燃やしを繰り返していたので、じつは手がついていないところ=農産物が埋まっているところ なのです。

正直、今回のクレームはしっくりこない。
なぜなら自分の中では計画通りできていたからです。

これ以上を求めるなら、少しづつ掘り上げて販売しようと思っていた、里芋やウコン、キャッサバを全部掘り上げて、耕耘することでです。

ん~~、親戚に「みっともない」と言われたということは、「見た目」の問題か?
それとも俺に貸すのが親戚の反対にあい、返せという圧力なのだろうか?

そもそもこの畑は無償。
地主さんが、
貸す時にお金は要らない。お金を払うというのなら貸さない。

という流れで無償です。

それでは心苦しいの、借りる時にケーキを持参したり、顔を合わすたびに野菜のおすそ分けとかしていました。

それは良いのですが、地主さんのお言葉で10年契約になっています。

でも地主さんは80代のお婆ちゃん。10年のうちに代替わりが起こる可能性があります。

その時にこの契約があると面倒なので親戚の人たちが横から口を出したのかもしれません。

俺としては、契約が10年でも、地主さんの希望があれば、今作っているものさえ収穫できればいつでも返すつもりですが、そういうのって相手にはわからないもんね。

とりあえず、できるだけきれいにしておこう。


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霜がおりて葉が萎れているキャッサバを全部掘り上げます。

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だいたい一株で2~3キロの収穫ができます。


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しかしコイツラは折れやすいし、傷つきやすいです。

見た目は頑丈そうなのに・・・。

木も素手で簡単に折れます。

子供の頃、ドラキュラ対フランケンシュタインという映画を夏休みにTVで見たのですが、ドラキュラがフランケンシュタインの腕とかを軽々引き抜いたりするんです。

かなり小気味よく・・・。それを思い出しました(^^;


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水で洗うとこんな感じです。
まるでヤーコンです。でも味は全く違います。


話はキャッサバに向かいましたが、この堀取り作業をしている時に、農業委員会の事務局から電話がありました。

俺はてっきり委員の俺に用事があると思ったら、どうも感じが違う。

地主さんから連絡があり、あなたが借りている畑が、農業員会から問題ないと言われたとあなたがいったようですが、誰から言われたのですか?

と、威圧的な口調の電話です。

これは俺が委員ということは知らないんだな。

俺が言ったのはそうじゃない。

自分は農業員のメンバーなので、問題のある畑は地主通知前にリストが事務局から送られてくるが、それを見る限りわが村には対象の畑はありませんでした。
と、言うことを伝えました。と事務局の人に言った。

そしたらそういうふうには伝わっていませんよ。
と、またもや威圧的。
なんか感じが悪い人だ。
事務局の人、全員知っているわけではないけど、誰だろ?思いあたらない。

そもそも80過ぎのお婆ちゃんに、それを電話で正確に伝えるのは困難だ。

最終的に理解できるのは、「農業委員会が大丈夫だと言った」と丸められたのだろう。

それを俺のせいにされても困るな。

とは思いつつ、この件のトラブルの元は俺自身だ。

ちゃんと話し合ってくれ。

と、最後まで感じの悪い電話対応。

俺は「わざわざありがとうございました」と必要以上に丁寧に対応する。
これは俺流。敵は少なめ、味方は多めの方が良い。

さて、前日電話で話して納得してもらったのに、わざわざ農業委員会に俺が言ったことを確認の電話を入れたということは、俺の信用が下がっているという証拠だ。

これはお互いのために良くない。

電話では伝えられないことは多い。

直接あって、現況を説明し、それで納得いかないようなら畑をお返ししたほうが良いだろう。

心配をかけたのは事実なので、近日中に手土産の一つでももっていこう。

しかし2,3日。長男の大学の入学金やらの工面で忙しくてそちらの対応ができない。

その間、人の負の感情に触れたということが俺にどんより多いかかる。

あ~~、心が晴れないなぁ。

ちなみに気の短い奥さんは、田舎の悪いところだね。会うことなんて無い。突っ返せばいい!

と・・・・。

しかしそれでは紹介してくれた里芋お母さんに迷惑をかけて終わりになるし、そもそも地主さんの真意がわからない。
敵は少なく、味方は多くの俺の30歳からの処世術から外れる。

とにかくスッキリしない、畑を返すにしてもちゃんと謝ってからだ。

ちょっと気が重いけど・・・・。

銀行に長男の入学金の振り込みに行った帰りにお菓子セットを購入。

それを持って訪問することにしました。

呼び鈴を押しても出てこない。

音も聞こえないから壊れているのかな?

玄関に周り「こんいちは~~」と何度か声をかけてみる。

どこからか声が聞こえるけど出てこない。

玄関を少しあけて声をかけると、どうも電話のようだ。

少し待っていると「はいはい」と出てきた。


超緊張する。

この度はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした!

この時までかなり緊張していたが、次の瞬間、

あらあら、わざわざすみません。

と超ご機嫌な対応。

バナナは春には無くなり子株ができて、それを掘り上げるので畑には残りません。
ご心配をおかけして申し訳ありません!

いえいえ、私こそ知らなくてごめんなさいね。

畑もだいぶ進んでいますが、もう1週間ばかりかかりますが確実にきれいになっています。
まだ収穫できて居ない部分はありますが、それ以外は耕うんしてあります。

気にしないでね。

これつまらないものですが、どうぞ。

気にしなくていいのよ。

いえ、ご迷惑をおかけしたのでお詫びです。お受取り下さい。

それじゃあ、いただきます、すみません(この地ではありがとうと言うべきところを、必ずスミマセンという)

今後とも宜しくお願い致します!


と言って、お暇した。

いや~~~ご機嫌で良かった。

先日の電話の感じでは、もう畑を返せ的な雰囲気だったし、俺の言葉を信用できなくて農業委員会に連絡したということは、何を言っても無駄かもしれないと思っていただけに、案ずるより生むががたし で、すっと楽になった。

まじ、気持ちいい。

いや、振り出しに戻っただけなのに、落ち込んでいた分、非常に気持ちがいい。

しかしこの態度の急変はなぜだろう?
考えられる理由がいくつかある。

1.第十農園の近くの畑を持っている人とうちの奥さんが先日たまたまあった時に、今回の話をしたらしいのだけど、その人が汚く使っているなんてとんでもない!とうちを擁護していたので、その話を地主さんにした説。

2.地主さんが畑を見に来て、親戚に話しを聞いたものよりずっとマシだったと思えた説。

3.里芋お母さんが擁護してくれた説。

4.俺が農業委員ということを知ったので信用が上がった説。(田舎の一部ではかなり水戸黄門的な効果があるらしい)

このどれかかもしれないし、いくつか重ねっているかもしれない。もっともどれでもないかもしれない。

でもまぁ、良い方に転んでくれたので深くは考えまい。

というわけで、この後、超頑張ってウコンを全収穫して、その場の草を刈りました。

全集中していたので写真を一切忘れました(^^;


そして今日。
昨日刈っておいた第十農園の草を燃やしたいのですが、曇りだし、朝露で草が湿って燃えそうにありません。

焚き火は午後にして午前中は先日建てたガレージテントの不良シートの交換シートが届いたので、そちらをすることにしました。

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該当部分の不良はなかったのですが、今度はフレームに固定するベルトのマジックテープの固定箇所がデタラメでガバガバ・・・・・。

このままだと風にバタついてその振動であっちこっちが緩むのでダメです。

またクレームをつけるのは面倒なので、ここは後日ガムテープを買ってきて補強することにします。

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こっちは別途調達した強化パーツです。

左の黒いスパイラル杭が商品に付属のものですが、羽がデカく杭長が長くてねじ切りのしてある強度の高いスパイラル杭に入れ替えます。

これなら台風程度で抜けることはないでしょう。
たぶんその前に別のところが引きちぎれます。

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スパイラル杭が頑丈な分だけ、打ち込みには時間がかかります。
長男に任せて俺は収穫できなかった小麦の大量こぼれ種で、すごいことになっている畑を緑肥化していきます。


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緑肥化が終わるころ杭打ちも終わっていましたので、ロープをかけます。

アンカー側は漁師結び。屋根側は自在結びとしました。
両方ともこのためYOUTUBEで勉強しました(^^;

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午後は長女はバイトがあるというので、長女以外の4人で第十農園の刈り草を燃やしました。

あっちこっちで山を作って火をつけているので、まるで狼煙です。

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次女が焼き芋を食べたがっていたので、仕込んでおきました。
今年は芋を作っていないので、わざわざ買ってきたものです。
でも旨いです。さすがベニハルカ。

刈り草は全部燃せませんでしたが、少し心に余裕のある土曜日でした(^^

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